人間の体にとってブドウ糖は重要なエネルギー源ですが、通常は尿として排出される前に細尿管で吸収されます。
しかし、血糖値が一定数値を超えたときや、尿とともに糖がもれ出てきます。
通常、腎臓が吸収できる血糖の限界は180mg/dlといわれています。
それを超えた血糖値があるということになると、糖尿病の恐れが高まります。
ただし、尿検査において糖が陽性と出たからといって、直ちに糖尿病とは診断されません。
細胞がブドウ糖を取り込む作業をヘルプしているのが膵臓からのインスリンというホルモンで、このインスリンが不足すると、血糖値が上昇します。
この血糖値をはかり、空腹時に正常値をこえる140mg/dlまたは食後で200mg/dl以上になると、糖尿病と診断されます。
また、腎臓の機能に異常があるときも尿糖がでる場合があります。
腎性糖尿、慢性腎炎、妊娠腎などの病気が疑われます。
ただし、尿検査の前に、甘いものやジュースを大量に摂っていたりすると、まれに陽性判定がでてしまうこともあります。
また、体質的に血糖値が高いという方もいるようです。
まずは再検査をして、問題点を見極めることが大切です。
糖尿病は、多くの人が患っている成人病です。
40歳を超えると10人に1人がなるといわれるほど、ポピュラーな病気です。
自覚症状がなく、健康診断の尿検査で見つかることが多いようです。
しかし、自覚症状がないからと治療しないでいると、体の中でじわりと進行し、失明や下肢の切断にもいたりかねません。
もし尿検査で糖尿病が見つかったら、検査を受けて、病気がどの程度進んでいるかを定期的に確認しましょう。
食事や運動等にも気を配りながらコントロールできれば、糖尿病でも、健康な人と同じように過ごすことが可能です。